正念寺だより

正念寺だより

パターチャーラー

悲しい別れを体験したパターチャーラーという女性がいます。 彼女は、最愛の旦那を毒蛇に噛まれて亡くし、その後すぐに生まれたての赤子を鷹に攫われ、上の子は川で流されて失い、茫然自失で戻った先の実家は嵐でつぶれており、両親兄弟全員が家の下敷きに‥...
正念寺だより

不平不満を言わないために

男2人がこんな会話をしていました。 A「またピーナツバターとジャムのサンドイッチか!オレはこれ嫌いなんだよ!」 B「そんなに不満なら、奥さんに言って違うの作ってもらえばいいだろう?」 A「何言ってるんだ?オレは独身だ!」 ‥Aこそ何を言って...
正念寺だより

現代の矛盾

アメリカのコメディアン、ジョージ・カーリン氏の言葉が、とても考えさせられます。 長いですが全文紹介。 --------------------------- ビルは空高くなったが、人の気は短くなり 高速道路は広くなったが、視野は狭くなり...
正念寺だより

普賢菩薩

文殊菩薩の反対側、手に宝剣をたてた蓮茎を持ち、白い象に乗っておられるのが普賢菩薩さまです。慈悲をつかさどり、女人成仏を説いて昔から広く信仰されています。 なぜ白い象に乗っているのかは、法華経の「普賢菩薩勧発品」で、「六牙の白象に乗った普賢が...
正念寺だより

仏教の「門」

鬼門の話が出たので、少し難しい仏教の門をご紹介。 ほとけさまの教えのことを「法門」と言いますが、その数は八万四千もあるとされています。 そして、法華経にも多くの門が存在します。順番に紹介します! ★「其智慧門 難解難入(方便品)」 仏教の...
正念寺だより

鬼と方位の関係

節分の時の掛け声といえば「鬼は外、福は内!」では、その「鬼」とは何なのでしょうか。 一説には「陰(おぬ)」を語源としたと言われています。陰とは「邪気」のことで、目には見えないけれども人を脅かす存在です。 そんな鬼が住む方角が北東=丑寅の方位...
正念寺だより

正月飾りの意味

お正月には様々な飾り物をしますが、その意味まではご存じでしょうか? 【門松】 年神さまの目印&住居。平安時代からの風習。松は「長寿、祀る」、竹は「成長」を意味します。【鏡餅】 年神さまに捧げる御供え。丸い形は人の心臓を模したもの、また神器の...
正念寺だより

どうして殺してはいけないの?

とある小学生がこう尋ねたところ、十人もいた大人は誰もハッキリした答えを出せなかったそうです。「大切な人が悲しむから」「命とはかけがえのないものだから」「常識だから」「逮捕されてしまうから」と答えは色々あるでしょう。 仏教では不殺生戒があり、...
正念寺だより

スゴイ日蓮聖人

鎌倉時代、多くの宗派と名僧が活躍した時代。 その時代の終わりに現れ、今なおカリスマ性が語られる日蓮聖人。 その日蓮聖人(以下、日蓮)のすごさを、小坊主なりにまとめてみました。 漁村で産まれ育った 千葉県の小湊という漁村で日蓮は育ちました。...
正念寺だより

八正道

前回の四諦の続きです。四諦の最後「道諦」である「苦を苦でなくする(煩悩執着を正す)八つの実践方法」の内容が、この八正道です。 正見(正しい見方) 「自己中心的な見方や、偏見をもたない。第三者の立場で物事を見る」 正思惟(正しい考え方) 「...