不平不満を言わないために

男2人がこんな会話をしていました。
A「またピーナツバターとジャムのサンドイッチか!オレはこれ嫌いなんだよ!」
B「そんなに不満なら、奥さんに言って違うの作ってもらえばいいだろう?」
A「何言ってるんだ?オレは独身だ!」
‥Aこそ何を言っているんだ?と思うでしょうが、気付かないうちに誰しもこんな発言をしていたりします。
人はそれぞれ様々な材料(外見、お金、家庭等)を持っていて、それを使って日々を過ごしています。自分の材料を自分で料理しておいて、不平不満を口にするのはおかしな話なんですよね。
とはいえ、不平不満は誰しも多かれ少なかれあります。
ついつい口にしてしまうこともあるでしょう。
なるべく言わないようにするためにはどうすればいいか。
新しい材料を手にする。そのためにはもちろん努力が必要です。
今ある材料の調理法を変えてみることも大切。
でも、そもそも自分が持っている材料を否定しては何もできません。
「これは自分の材料」と受け入れることが肝心です。
不平不満を言うことを「愚痴」と言ったりもしますが、仏教で「愚痴」は「正しいことを知ろうとしない、愚かなこと」として、自分自身を苦しめる三毒のひとつとしています。