仏教の「門」

鬼門の話が出たので、少し難しい仏教の門をご紹介。
ほとけさまの教えのことを「法門」と言いますが、その数は八万四千もあるとされています。
そして、法華経にも多くの門が存在します。順番に紹介します!

★「其智慧 難解難入(方便品)」
仏教の門というのは、一見すると理解しがたく難しそうな門です。

★ 「以種種法 宣示於佛道(方便品)」
ですが、人々のために、沢山の入り口が用意されているのです。

★ 「以仏教 出三界苦(譬喩品)」
どの門も、すべての苦しみから脱するための門なのです。

「能開甘露 広度於一切(化城喩品)」
お釈迦さまは、この涅槃に到る門を開いて、 すべての衆生を救おうとしています。

「開方便 示真實相(法師品)」
この門に入った方には、手段(方便)の門を開いて、真実の教えの姿を示すのです。

‥とまぁ色々な門がありますが、あくまでも門は出入り口です。入るためには自分の手で開けて、足で中に踏み込むことが必要です。一見すると難しそうな仏教の門ですが、中は安らかな空間ですので、どうぞどうぞ、開いて中へお入り下さい。(この役割をするのが僧侶なんだろうなと思ってます)