土用丑の日って何?

うなぎのイメージですが、何故「うなぎ」なのか、何故丑の日なのか、そもそも土用とは何なのか。実は少し(かなーり)難しい由来があるのをご存じでしょうか。
土用とは、一言でいうなら「季節の変わり目期間」です。
すべての物事は「水・金・地・火・木」の五つの要素から成り立っていると考えられています(五行と言います)これは四季も同じで、
「冬(水)~土用~春(木)~土用~夏(火)~土用~秋(金)~土用~ 」にあたります。

そう、実は土用は年に四回あるのです。
一度土用を経由するのは、すべては土から成り立ち、土の上にあって、土へ還るから。
ですから、この土用の期間は土をいじって乱してはいけない期間と言われています。
また、この季節の変わり目の期間は、特に魔が入りやすく、体調を崩しやすい時期でもあります。
さて、説明は省きますが「丑(う)の日」は夏の土用の悪い作用を抑える日です。
ですから、「う」の付くものを摂取して乗り越えよう!となりました。
中でも一番良い条件は「う が付き、水に縁あり、色が黒いもの」‥となると、必然的に「うなぎ」になりますよね。夏は旬外れのうなぎ。この風習を、一般に広めた人物は平賀源内さんらしいです。
暑い時期に頭に火を使う「ほうろく加持」を行うのも、この五行の思想から来ています。
ほうろく加持を受けて、エネルギーの流れを良くし、猛暑を乗り切りましょう!