「供養する」って何?

お盆や施餓鬼で供養することが多い夏ですが、そもそも「供養する」とはどういうことを示すのでしょうか。
辞書を引くと「死者または神仏に供え物などをする。死者の冥福を祈る」とあり、供養の語源「プージ」意味は「尊敬・崇拝」です。
人によっては「坊主に経を読んでもらうこと」「想いをはせること」と言う方もいます。
ですが一番シックリくるのは、昔住職に言われた言葉、「手間暇をかけることが供養」です。
面倒くさくても、お供えの団子を自分で作る、お墓のお掃除をする・・何でも簡略可、便利さを追求する時代ですが、供養はそれではいけません。
そして「供養」の文字をバラすと「共に美しく良い」になります。
「相手のために喜んでする手間暇によって、自分が美しく良くなっていくようにすること」が本当の意味での「供養する」ことではないでしょうか。