「合掌」の意味

・・をお話する前に、まずは「合掌の基本作法」を。できていますでしょうか?
【十指がピッタリくっついている】
【合掌する手は胸板についている】
【中指を真上にした時、顎に少し当たる】
さて合掌の意味には「相手を敬う」「懇願する」「感謝」「挨拶」などがありますが、
他にもこんなたくさんの意味があります。
①インドでは「右手が神聖、左手は不浄」で、五本の指は「地・水・火・風・空」の五大(すべてのものを構成する五つの要素)を表します。それを合わせる ことによって「仏(浄)と凡夫(不浄)が一つとなる」ことを意味します。
②密教では「印相(手による意思表示)」の一つで祈りの心を意味します。
③合掌することによって武器は持てなくなるので「平和」の意思を示します。
④掌(たなごころ=手の心)を合わせることにより、自分の内側と向き合う姿勢を示します。
⑤合掌は身体の中心(正中線)を守ることでもあることから、揺らがない構えでもあります。
⑥「しわとしわを合わせてしあわせ(を祈る)」
このフレーズはCMなどで有名ですね。
いずれにしても、神仏の御前でピシッと合掌すると心が引き締まると思います。

合掌の 姿そのまま 仏さま