ナラティブという貧しい男が仏陀に尋ねました。
男「なぜ私は貧しいのでしょうか?」
仏「あなたが貧しいのは、他の人に与えること、与えて共存する方法を知らないからです」
男「申し訳ありません、私には他の人に与えられるものは何もありません」
仏「あなたには、他の人に与えられるものがたくさんあります。その顔で微笑んで人を幸せにすることができます。その眼で慈しみの眼差しをもって、人に優しさを
与えることができます。その耳で人の話を静かに聞くことで、人に安らぎを与えることができます。その口から話す良い言葉で人を励まし、勇気づけることができます。その身体を使って、困っている人を助けることもできます。最後にあなたには心があります。純粋さと素直さをもって慈しみのある心を学び育てることができます。そうして、智慧ある人は心の闇を払拭し、他の人に智慧の祝福を与えることができます。このように考えたら、あなたは決して貧乏ではないはずです。貧しい心が貧しさの正体であって、何も持っていなくても、心豊かな人は決して貧乏ではありません。また、与えるとは、お金とか食べ物などの物質のことだけではありません。あなたは、そのままで他の人にとても多くのことを与えることができるのです」
これを「無財の七施」いい、慈悲の実践です。
