今年も早十二月、師走です。
師走の師は、「お坊さん」のことで、お坊さんが忙しそうに走り回っていることを表します。
なぜ忙しそうなのか?
それは平安時代の「仏名会」という儀式に由来します。
歳末に仏さま方の名前を唱え、一年間のうちに作ってしまった様々な罪障を懴悔して周る法要で、いうなれば心の大掃除でしょうか。
一年を締め括るに相応しい行事です。
ところが「師走坊主」という言葉を辞書で引くとこれが全然違うのです。
【歳末は世間が忙しいので、相手にされず布施も少ないためやつれてみすぼらしい坊主のこと】だそうです!(笑)
どうしてこんな言葉が生まれたのかな…
なんにせよ、今年はコロナウイルスで色々と心が気忙しい一年でしたね。
先の見えないウイルスとの戦いですが、家族や友人など「人と当たり前に会うことができる素晴らしさ」に気付かさせてくれたのも事実です。
以前のお便りにも書きましたが、一月は「睦月」で「むすびつき」から来ています。
家族、友人、そして神仏との結びつきを深める月です。
今月のうちに家と仏壇とお墓と心のお掃除をして、新たな気持ちで新年を無事に迎えることができますことをご祈念いたしております。
