ナイショ

秘密にしたいことを「内緒」といいますが、これは仏教用語の「内証(ないしょう)」が語源と言われています。
その意味は「お釈迦さまが心の内で悟った真理」のこと。

お釈迦さまは教えを説かれる時、大概は聞かれたことに対して答えていたため、心の内のすべてを説き明かされませんでした。
このことから内証を”秘密”という意味で使うようになったようです。

法華経が尊いのは、そのナイショだったお釈迦さまの心の内を説き明かした教えだからです。
実はありがたいナイショのお話。
今ではどちらかというと「知られたくない」「知られてはいけない」という意味合いのほうが強くなっていますね;

(112号より)